アメリカ自動車業界の権威ある協議会AutoSens(オートセンス)がAEyeの技術を採用する コンチネンタル社製LiDARセンサーHRL131を業界No.1のLiDARセンサーに認定

自動車業界の著名人からなるAutoSensの審査員団が、ADASおよび自律運転車両の画期的な製品開発に寄与するLiDARの先進企業として、AEyeとコンチネンタルの2社を選出
米カリフォルニア州、ダブリン – 2022年9月– アダプティブ高性能LiDARソリューションのグローバルリーダーとして活躍するAEye社(NASDAQ: LIDR)は、AEyeの4Sightインテリジェントセンシングプラットフォーム上に構築したコンチネンタルの長距離対応LiDARセンサーHRL131が、AutoSensによって「Lidar Development of the Year」に選出されたことを発表しました。
AutoSensとは、先進運転支援システム(ADAS)、自動車用安全システム、そして自律運転車両技術開発について議論する、世界有数の協議会です。
この権威あるAutoSensの賞はLiDARセンサーやプロセッサなど、自律運転車両の開発を押し進める優れたイノベーションを表彰することを目的としています。
また、コンチネンタルとAEyeはHRL131の共同開発について、20/20 Visionaries(今後20年の未来を創るビジョナリー20名)にも選出されました。
HRL131は世界初 最高レベルの高解像度長距離LiDARセンサーであり、すでに販売されているコンチネンタルの車載用短距離LiDAR HFL110に加わる新たなラインアップとして、自動車市場での量産を開始する予定です。
AEyeのリファレンス・アーキテクチャやライセンシングモデルを活用することで、コンチネンタルはAEyeの4Sight LiDARプラットフォームを利用しながら自動車量産用のHRL131の設計および製造を行うことが可能となります。
長距離に対応した高性能HRL131は、コンチネンタルにおいてレベル2からレベル4までの自動/自律運転アプリケーションを実現するために必須の要素です。
HRL131は、コンチネンタルのセンサーシリーズに使用されるレーダー、カメラ、そして超音波技術を補完しながら、あらゆる道路状況や悪天候にも影響を受けることのない信頼性と冗長性に優れた自動運転プラットフォームの構築に貢献します。
唯一無二の高性能長距離LiDARセンサーHRL131は、AEyeとコンチネンタルの共同開発によって誕生した製品です。HRL131は、AEyeの特許技術であるアダプティブ・リファレンス・アーキテクチャをベースに構築されています。
HRL131は、乗用車および商用車両向けのソフトウェア定義型ハードウェアユニットであり、スキャンパターンをダイナミックに変化することで、高速道路や密集した都市環境、悪天候、直射日光、夜間、雨、雪、濃霧、オフロード、煙の多い場所での走行など、あらゆる自動運転の状況に合わせた最適な設定を行うことが可能です。
対応レンジが500mを超えるHRL131は、300m以上先の車両や200m以上先の歩行者を検知する能力を備えています。HRL131の量産開始は2024年を予定しています。
「AEyeとともに私たちコンチネンタルの「Vision Zero」、即ち、死亡事故ゼロ、負傷者ゼロ、衝突事故ゼロの目標達成を力強くサポートする、画期的な製品を生み出すことに成功しました。」と、コンチネンタルでLiDAR製品群の責任者を務めるGunnar Juergensは述べています。
ダイナミックな空間解像能力の高さと長距離に対応可能な検出能力、そしてソフトウェア定義性を兼ね備えることで、HRL131長距離向けLiDARセンサーは高速道路での高速走行から密集した都市道路での運転に至るまで、自律運転において最も難易度が高いとされるダイナミック環境でも優れたパフォーマンスを維持することが可能になっています。
この能力こそが、HRL131が自律型モビリティの未来を実現する上で不可欠の要素となる理由です。」
AEyeの自動車部門を統括するジェネラルマネージャーJordan Greeneは「メカニカルLiDARスキャナーとは異なり、HRL131であれば、車両メーカーはハードウェアのFoV(視野)や解像度をユースケースに合わせて最適化させることができます」と述べています。
「パフォーマンスモードのカスタマイズを可能にすることによって、最適なサイズと重量、電力、そしてコストを維持しながら、1つのセンサーを走行条件の異なる複数の環境に対応させることができるのです。
これは自動車業界における革新であり、より安全で信頼性の高い自律運転を推し進める上で、非常に重要な役割を担うことになるでしょう。」
20/20 Visionary
AEyeは、2年連続で20/20 Vision Awardの受賞を果たしました。
この賞は、車両の知覚エコシステムの進化において最も優れた技術的リーダーシップを発揮したエンジニアに送られます。今年は、HRL131の開発担当者として活躍したAEyeとコンチネンタルのエンジニアが選出されました。
このチームは、北米、メキシコ、ヨーロッパなどから成るコンチネンタルとAEyeの300名を超えるLiDARエンジニアから構成されています。
LiDARの技術革新パートナーとしてのAEye、そして高品質の様々な車載製品を製造するのに欠かせないシステムと専門性を兼ね揃えたテクノロジーシステムインテグレーターとしての役割を担うコンチネンタルの両グループが、1つの精鋭チームとして協力し、連携しています。
AEyeとコンチネンタルはサンタバーバラとダブリン(カリフォルニア州)のオフィスに両社のエンジニアを配置することで、テストと検証のプロセス及び手法を統合させました。
AEyeについて
AEyeが提供する独自のソフトウェア定義型LiDARソリューションは、先進運転支援システム(ADAS)や車両自律運転、スマートインフラ、ロジスティック、オフハイウェイなどの様々なアプリケーションを支援し、人の安全の確保や、交通/モビリティの未来を切り拓くことに貢献します。
AEyeの4Sight™インテリジェントセンシングプラットフォームは、その適応性の高いセンサーベースのオペレーションシステムで、最も重要なものに焦点を合わせ、正確で信頼性の高い情報をいち早くお届けします。
このプラットフォーム上に構築されたAEyeの4Sight™製品は、安全性や性能を確保するために精密な画像測定を必要とするダイナミックアプリケーションに最適です。
現在、AEyeはドイツ、日本、韓国、そしてアメリカにオフィスを展開し、グローバルな存在感を確立しています。