交通毎日新聞に「日本市場重視、幅広く事業展開、AEye首脳、都内で会見」の記事が掲載されました。

日本市場重視、幅広く事業展開
AEye首脳、都内で会見
自動運転に不可欠なレーザーセンサー「LiDAR(LightDetectionandRanging)」を提供する米AEyeのブレア・ラコルテCEO、ルイス・デュソンCTO・創設者、ジョーダン・グリーン共同創設者・GMオートモーティブ、ブレント・ブランチャードGMインダストリアルが5日、都内で会見し、ネットワークを使ってアップデート可能なソフトウエア定義型LiDAR「4Sight」を紹介するとともに、日本市場を重視し、自動車向けだけでなく、幅広い産業での事業展開を目指す考えを示した。
ラコルテCEOは、自動車の電動化及びデジタル革命を振り返った後、自動車もスマートフォンのようなプラットフォームになっていく近未来像を説明。自動運転化が進む中で、LiDARは必要不可欠となり、高性能化が求められると強調した。
また、創設者であるデュソンCTOは、自動車が安全に運行する上での課題として、道路上の障害物、飛び出しなどの予想できない事象、悪天候の3点を挙げ、カメラでは背景と物体のコントラストが弱い場合に認識しづらいが、LiDARであれば悪天候に強いなどのメリットを挙げた。
さらに、軍事技術を基に開発した同社の「4Sight」は、1つのセンサーをさまざまな環境(ハイウエー、一般道、雪、霧など)に合わせて調整可能で、AI学習により対応力を高めていくと紹介。
「業界で唯一1㎞先の物体も検知可能で、防衛産業向けであれば3㎞先も検知する」と説明し自動運転に向かう際の課題解決に決定的なソリューションになると自信を示した。
同社では、自動車業界からの多くの引き合いがあることを明らかにしつつ、今後、スマートシティや鉄道、航空宇宙など多くの市場に向けて事業を展開していく構想を示した。